みんなと一緒がニガテ
勉強が苦手
静かにできない
周りの空気が読めない
発達性障害は多くの人が抱えています。
理解されないことで生きづらくなっています。
脳の働きの一部が他の人たちとちがうことが原因でおきます。
発達性障害として代表的ないくつかを紹介していきたいと思います。
また、これらの特徴を組み合わせた人も中にはいます。
人によっては障害の程度もさまざまですので、授業の後に、もう一度復習したり、自分にあった病院に通い解決法を学んでいる方もいます。
まわりのちょっとした手助けがあれば、さらに生活しやすくなりますので、
どう手助けしたら良いのか考えてみましょう。
LD学習性障害
「よみ」「かき」「けいさん」などある特定の学習が苦手です。
特定の学習が難しいと感じています
算数や国語といった教化全体が苦手というわけではなくて、
その「よみ」や「かき」が苦手なだけで文章を上手に読めなかったり、
メモをうまくとれなかったりします。
学校などでは授業についていけない子がそうですね。
「努力不足」と誤解されがちですが、あくまで脳の機能の障害によるものです。
LDの人に対しては、静かな場所で話をしたり、メモを書いて渡したりすると、理解しやすいようです。
また、文章がうまく伝わらなくても、口で説明したり、パソコンで打ち込んだりすれば上手に伝えれられたりもします。
どの方法が伝えやすいか話し合ってみましょう。
ASD自閉スペクトラム障害
「暗黙のルール」を理解したり「空気を読む」ことが苦手です。
「授業中におしゃべりをしてはいけない」
こんな誰しもが自然とルールだと思っていることが、ASDの人は理解することが苦手です。
「話しをしている先生の声が聞こえないので、静かに聞こう」
と、具体的に話してあげることが必要です。
他には、机の上にある消しゴムを取って欲しいときも
「アレ取って」
では伝わらないことがあるので
「机の上の消しゴムを取って」
とお願いする方がうまく伝わります。
予想していなかったことがおきるとパニックになったりすることもありますが、
落ち着いた状況での集中力は高く、電車やゲームなど好きな分野については大人顔負けの知識がある人もいます。
ADHD 注意欠如・多動性障害
忘れっぽい
落ち着きがない
衝動的に行動する
こちらが特徴です。
好奇心が旺盛で、思い立ったらすぐ行動といった長所の裏返しでもありますが、学校では「かわった子」と思われがちです。
授業中に歩き回ってしまうといった行動をしてしまうのも
「授業よりも、教室の水槽や校庭の木の方がきになる」
といった理由であったりします。
周りの人がフォローできることは
「きになる」を我慢しなくても良いように気になるかもしれない原因をできるだけ減らしてあげること。
筆箱のキャラクターが気になってしまうかもしれないので、
授業中は筆箱をしまったりシンプルにしてあげるのもフォローになります。
発達性障害ときくと、なにかの病気かなと思われてしまうことがあります。
しかし、発達性障害=ダメな子ではありません。
その環境が本人に合っていないだけで、自分にあう場所を探せば良いだけなので自身の強みとして考えることが大切です。