「君のためを思って言っているんだ」
「今日はどこで誰と何をしていたの?」
「すぐに帰ってきて!不安でたまらない」
一見魅力的なあなたを好きでたまらないという表現に聞こえますが、これは「他人依存です」
他人依存とは
依存は「つらいこと」から少しでも気をそらすために、安心できる人に心身を委ねようとすることからはじまります。
そこで得た安堵感に喜びを感じると、脳内ではその喜びに対して抑制する作用が働き、以前に感じた安堵感では満足できなくなります。
そして「もっと強い安心がほしい」
そう言ってさらに依存をエスカレートさせ、安心を得るために他人をコントロールしようとしてしまいます。
依存するとストレスが溜まりやすい
依存してしまうと、相手にああして欲しい、こうして欲しいというニーズが強くなります。
ニーズが強くなる一方、相手がそれに答えてくれないときに
「なんで答えてくれないの?」とイライラしたり、ストレスになってしまいます。
「依存」というのは僕達にとってはとてもイヤな感情を引き起こします。
不安、恐れ、惨め、寂しさ、自己嫌悪、執着、喪失感等々。
依存心が強いときは欲求的です。ニーズが強い状態です。
例えば、彼(彼女)に自分のめんどうをみてもらおう、 救ってもらおう、満たしてもらおうとするわけです。
そして彼(彼女)に対して、ああしてほしい。こうして欲しいというニーズが強くでてきます。
彼(彼女)がその欲求どおり満たしてくれる時はいいのですが、ニーズが強いときはそのとおりしてくれないと不満を感じるんですね。
依存的になっている時はストレスを感じやすいわけです。
他者に依存しない方法
依存している自分を認めるところから始める
その行為を、もはや楽しみのためではなく、「そうしていないと不安だから」という理由で行うようになってしまえば、それは依存症
依存症を治す第一歩は、まずはっきりと「依存している自分」を自覚し、「いくら依存を深めても、絶対に不安は解消されない」という事実を認識すること
「自信」とは「自分で自分を頼りにすることができること」、「自分の命を自分に預けられるこ
と」
自分で自分を頼れるからこそ、自分のすることに不安を持つことがない、あるいは不安があってもそれを乗り越えて進むことができるのだと思います。
夢中になれるものを探すといいです。
趣味や習い事などは時間をかければかけるほど上達し知識も増えていきますから、自分にとっても喜びになります。
相手に合わせすぎない
もともと入ってた予定もキャンセルして彼との予定を最優先していませんか?
その行動が自分と彼以外の他の世界を遮断してしまうことになります。
周りとの関係を遮断してしまうと、自分や彼を客観的に見る場を失ってしまいます。
相手の気持ちを確認し、尊重する
「自分の都合だけではなく、相手の人生を優先する」という気持ちを持って接するだけで、依存的な押しつけからは卒業することができます。
「誰かにやってほしい、こんなふうにならないかな、どうしてしてくれないの?」…
これらすべてが「自分の力で生きるのではなく、相手の行動によって生かされる」という状態、つまり、自分を放棄している状態です。
まずは「私は私の人生を自分で生きる」「私は私の人生を自分でつくっていく」といように、強い意志を持ってみてください。
そして、そこに軸を置きながら、自分が歩みたい方向へと自分の足でまずは歩むようにしてみましょう。
その場その瞬間を楽しむ。
これって案外いいことなんですよ。
それから携帯をこまめにチェックすることをやめると自然とリラックスできます。